2018年3月のページ
2018年
3月
31日
土
真面目に仕事に取り組む人材を評価します
どのような人材を評価するのかは、会社によって違う。
営業成績の良い人材、困難にチャレンジをする人材、新たな価値創造が出来る人材、人を動かすのが上手い人材、前向きな人材、人望のある人材。
どのような人材を評価するのかは会社によって様々で、それが会社のカラーになっていたりする。
新たに経営の基本方針>>を作成するにあたり、当社はどのような人材を評価する会社なのかを明記したいと思い、何の迷いもなく記したのが「真面目に仕事に取り組む人材を評価します」の一文であった。
経営者として30年以上やって来た経験上、長期的な視点で見れば、やはり「真面目」に勝つものは無いと私は感じる(それは会社経営についても同じである)。
スタート時の能力が低くても、真面目さがある人材は、コツコツ経験を積んで地道にスキルを磨いていけば、必ず会社にとって無くてはならない人材になってくれる。
例えば誰でもミスをする。度忘れだって誰にでもある。私のようにこの歳になると尚更である。私はミスを犯した従業員に対して「真面目に取り組んでいた結果」なら、すこぶる寛容である。しかし「横着をした結果」なら厳しい態度で臨む。
そしてここからが特に重要であるが、本人がミスを素直に受け止め、二度同じミスをしないように工夫(例えば忘れることを前提に行動する>>等)する真面目さが有るか無いか、その差を何年も積み重ねていけば、最終的には大きな能力の差になる。
仕事は1年や2年で終わるものではなく、定年まで20年、30年と続けるものだから好調な時期も不調な時期もある。
その上手くいかない理由が横着や手抜きをした結果ならば失望であるが、真面目に仕事に取り組んだ結果ならば、私は評価する。
ところで先日、会社の各所に設置している防犯カメラの映像を機器の点検も兼ねて久しぶりに観てみた。その中に従業員駐車場に車を停めた後、社内に入る前、始業前にも係らず歩きながらゴミをひらっている従業員の姿があった。
「一事が万事」で、一つの小さな事柄であるが、その姿勢が他の全ての事柄に現れるのはよくある事である。
上司が部下全員の万事を見る事は物理的に不可能だが、ふとした一事からその人材の仕事に対する姿勢は、ある程度は判断できる。
ところで私が考える今後の当社にとっての大きなテーマの一つは、有能な人材が能力を最大限に発揮でき活躍できる環境作りであろう。待遇や登用制度も含め改善のポイントはいくらでもある。
経営者として従業員各人のプライド・我・特性を見極め、個人と組織がうまく両立出来て行くシステム作りをして行かなければならないと思う。
そのために「公平な評価基準の作成」と「自分の将来に希望が持てる環境作り」を更に推し進めようと考えている。
そして今、取り組み始めているのが「社内独立制度」である。
今の時点では詳細は省く。
●竹中いさと大阪府泉南市長が、当社シニア事業部のサービス付き高齢者向け住宅フラワーホームをご視察に来られました。
2018年
3月
18日
日
旗印
前回のブログでは、丸竹の企業理念「三方良し」について記した。
しかし当初から企業理念があったわけではなく、少人数で会社をしていた頃は、三方良しと同じ種類の想いは漠然とあってもそれを言語化することはなく、経営理念と呼べるようなものは無かった。
毎日、社員皆が顔を合わせて、皆のその日の機嫌も、皆の長所も短所も腹の中も分かり合っていた頃は、企業理念などは必要無かったように思う。
しかし組織の人数が増えると、「この組織がどこに向かって行くのか」「この組織にとって一番大切なものは何か」という旗印を立てなければ、皆がバラバラの方向へ進んで行ってしまうような気がして、想いや目標を言語化し共通認識として社員全員が持っておく必要を感じた。
それが一番初めに企業理念を作成した時の想いである。
ところで私が青春を費やした講道館柔道の理念は「精力善用」「自他共栄」である。
説明を加えると「精力善用」とは「相手を打ち負かすことを目標に柔道をするのではなく、自己の完成の為に鍛錬し、そして柔道で鍛えたその心と体を、人や社会のために使おう」ということ。
「自他共栄」は「自分一人だけが栄えるのではなく、練習相手になってくれた人や、応援してくれた人、自分の周り、ひいては社会全体が栄えるということが社会生活の理想」ということ。
私なりに纏めると、
「今のあなたがあるのは、それは自分一人の力ではなく、周りの人たちの有形無形の力添えがあったお陰なのだから、自分の力を自分の利益の為だけに使うのではなく、自分も含めた社会や周りの人の利益の為に使いなさい」という事であると思う。
この言葉は、多くの柔道場の壁に掲げられている。
本音を書けば、柔道に打ち込んでいた当時は、そんな言葉など馬の耳に念仏で、「全国優勝」の張り紙の方に魅せられ心を燃やしていた。
しかし「門前の小僧習わぬ経を読む」と同じで(習っていたけど笑)、何度も見聞きしているうちに知らず知らず影響を受けるもので、特に経営をするようになってからは、「あぁこれは自他共栄だな」や「あぁこれは精力善用だ」などと思う事が幾度もあった。
「自他共栄」の「皆の繁栄、皆の利益、皆の良し」などは経営の基本にも通じるものであるし私の想いでもある。この想いを、何か別のもっと企業として相応しい言葉で表現したいと考え、たどり着いたのが、
近江商人の心得を言った「三方良し」である。
売り手良し・買い手良し・世間良しの三方良し
当社の言葉で言うなら、お客様の満足・従業員の幸せ・社会への貢献の「三方良し」。
2018年
3月
11日
日
本社HPリニューアルしました
5年ぶりに本社ホームページ>>の完全リニューアルを行った。
常に動きのあるHPにするために、これまでも細かに更新を重ねて来たが限界が来た。
というのも、取扱商品が拡大するにつれてHPがゴチャゴチャして来て、目的のページを探すのに時間がかかるようになっていたのが一つ目の理由。
二つ目の理由は、スマートフォンやタブレットなどの普及に伴いモバイル端末からのアクセスが増加しているので、スマホからでも見やすいようにモバイル端末対応HPにしよう!という事で、思い切って完全に一から作り直した。
思い立ったのが昨年の10月頃だったので約半年かかった。
まず今回のリニューアルに関わってくださった皆さんに深謝申し上げます。
私は基本、走りながら考えるタイプなので、あがって来たテストサイトを見て「ココは、こんな風に変更!」と指示を出した数日後、もっと良い案を思い付いて「やっぱりこう変更!」といった具合の連続なのである。そのうえ「せっかち」「イラチ」「神経質」であるから、対応する方はしんどい半年間であっただろう。しかしお陰で妥協のないHPが完成したと思う。改めて、お疲れ様でした!ありがとう!
ところで今回、「企業理念」「経営の基本方針」の見直しも行った。
基本的な部分は変わっていないが、事業が製造業のみだった時に作成した理念や方針だった為、現在の事業内容に対して不十分になっていたように感じたのである。
新たなものは以下である。
企業理念
三方良し
一、お客様の満足を、最大の誠実さと強い責任感をもって追求する
一、従業員が物心両面の幸せと希望ある未来を得られる企業を創る
一、 社会の発展と福祉の向上に事業活動を通じて積極的に貢献する
経営の基本方針
・既成概念にとらわれないより良い商品やサービスを開発・提供します。
・聖域を設ける事無く、何事に対してもたえず見直しを行い、変わり続ける経営環境の変化に柔軟に対応します。
・各事業部を連携させたビジネスモデルを創出し、多角経営を強みにした持続的成長を実現します。
・真面目に仕事に取り組む人材を評価します。
・全ての従業員がポテンシャルを最大に生かして活躍できる仕事場を作ります。
・社会的貢献性の高い事業を行います。また社会貢献活動にも積極的に取り組み、社会から歓迎される会社を目指します
企業理念である「お客様の満足」「従業員の幸せ」「社会への貢献」の「三方良し」を実現させるために、私は社長として先頭に立って皆を牽引して行く覚悟であります。
あらためまして、なにとぞ皆様方の倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。