2018年11月
2018年
11月
30日
金
今年の後半は、しんどかったなぁ
今年は5月頃から、例えるなら「もらい事故」のような思いがけない事が多く起きて、ストレスの多い日々であった。
ストレスの最たるものは、台風第21号である。
9月4日に日本に上陸し、近畿地方を中心に大きな被害をだした。
当社が所在する泉南市でも多大な被害が随所に発生した。
当社においても倉庫2棟の屋根が丸々吹き飛ばされるなど、さまざまな被害が発生したが、会社の命でもある生産設備は被害に遭わずに済んだ。
しかし、その3週間後には台風24号が、21号と同じルートで泉南市に接近する進路予想が発表されて、工場の各所ブルーシートで応急処置をしただけの心もとない状態で台風を迎え撃つこととなった。
出来る限りの備えをした後は、「後は野となれ山となれ!」と静観の構えでいたが、結果ギリギリ台風の進路の左側に入ることが出来、被害が出ることはなかった。が、ストレスは、かなり溜まった。
21号の被害をきっかけに廃業を選んだ下請けさんもあり、その再編に追われたり、通常業務に加えて21号の被害の復旧作業に追われたりで、社員の皆が帰ったあと一人で書類を作っている時、突然、不整脈に襲われた。
首の動脈付近と左胸あたりに突然の鈍い痛みが有るような違和感が沸き起こり、息苦しさと喉のつかえを感じた。
不安症のうえ、自分の健康面に関してかなり過敏な私は、「心筋梗塞の前兆かもしれない?」との恐怖感を覚えて、りんくう総合医療センターの救急科に駆け込んだ。事前に連絡を取っていたお蔭で、到着と同時に点滴で投薬しながら様々な検査が始まった。
約2時間で検査が終了し、30分程安静にしていると、医師がデータを持って、病状の説明に来てくださった。
「生化学検査、心電図、胸部CT、その他すべての検査データを見ましたが、異常は一切ありません。」「過度のストレスが原因の自律神経の乱れでしょうね。心当たりは有りますか?」と仰った。思えば5月頃から、いつも以上のストレスだった私は「ハイあります」と答えると、医師は「たぶんそれが原因でしょうね。」とのことであった。
何もない事を確信すると、胸のつかえや息苦しさも何処かに消えて、丁寧にお礼を申し上げ病院を後にした。毎度のことながら、ほんとに人騒がせな奴である。
ところで私は、高島易断の本を毎年購入しているぐらい、九星本暦を参考にしている。
暦によると、この数年間、私の運勢は悪かったのだが、来年から上昇するらしい。
運勢が悪い時期も何とかやって来られたのは、皆さまのご尽力やお力添えがあったからだと感謝しています。そして現金なもので、医師から「異常は一切ありません」と言ってもらった後から、パーッと光が差したような気持ちになって、さらに良いニュースも入って来て、「おぉ?運気が良くなってきた兆しか?」なんて嬉しく思った。
良いニュースの一つが、こちら。
●公益財団法人 日本防炎協会様が開催された防炎協会関係者表彰(理事長表彰)選考委員会の審査の結果、永年にわたり防炎関係業務の発展に寄与したとして、寝具等部会推薦で、平成30年11月21日、明治記念館にて、当社が理事長表彰を受賞いたしました。
2018年
11月
23日
金
ゴミ拾い
これまで掃除について何度記事を書いたかなぁ?と、ザっとタイトルに目を通すと5つほどあった。
他の話の枝葉として掃除の話を差し込んだ記事なら、もっと数は増える。
それぐらい私は、掃除に重きを置いている(力を注いでいる)ということである。
今回はゴミ拾いについて書いてみたい。
以前にも「二人のがばいばあちゃん」の中で書いたが、私の祖母は、
「子供の時にゴミ拾ろたら、拾た分だけ大人になったらお金ひろうで」
「朝早く起きたら道にお金が落ちてるで」と私によく言って聞かせた。
その言葉を真に受けて、その当時の私は本当に一人で早起きをして、誰にも取られまいと目を皿のようにしてゴミを探し歩いていたので、私の本来の目的を知らない第三者が見れば良い子だったかもしれない。
私は常日頃から従業員の皆に、
「ゴミを見付けたらスグに拾ってくれよ!」と口やかましく言っている。
先般も午後、本社から出かけようとした際に、玄関前と前の道路が気になったので、仕事を中断してもらい、みんなにゴミ拾いをお願いした。
おかしいのは承知しているが、ホウキでは取り切れない細かな汚れがある時は、道路に掃除機までかける。
私がここまでするのは、神経質で綺麗好きという性格もあるが、仕事は生活(人生)の土俵でもあるのだから、その土俵である職場をいつも清浄に保ちたいという想いがあるからである。その他、自己成長のため。(地獄掃除で詳しく書いているので読んでみて欲しい)。
他には、来社されるお客様へのおもてなしの為、そして会社として良い第一印象を得たいためである。
余談だが、ビジネスの世界ではお客様が初めて来社された時、取引先としてどれだけ好感のある第一印象を勝ち取ることが出来るか否かが、その後の商談に大きな影響を及ぼす。これが悪いとどんなに良い商品を以てしても、なかなか良い商談に進みにくいものである。
話はゴミ拾いに戻るが、
「会社でもプライベートでも良いから、最低1日1回はゴミを拾って!」と従業員の皆にお願いしている。それは、ゴミを拾うことが習慣になっている者は、ゴミをむやみに捨てないからである。ゴミ一つであるが、捨てる者と拾う者の心には、小さくない差があるように思う。
人が見ていない所でゴミを拾えるような、そんな心の従業員が沢山いる会社は、やっぱり良い会社だと思う。