2018年12月

2018年

12月

28日

25年振りの気まずい再会

我田引水だった25年前の恥ずかしい自分を、否応なしに思い出すことになった再会があった。

最近、不動産の仲介に関する社用の案件があった。

人を通じ、社用でお会いしたその人は、25年前にちょっとした行き違いから、罵り合いと言っても過言ではない言い合いを行ったAさんであった。

Aさんは当時お勤めだった会社を変わられており、当社も社名を変更していた関係で、お互い再会の瞬間まで全く気付かなかった。

25年前の私は若気の至りもあり、積極的な野心もあり、何事においても物事を強引に進める事が多かったように思う。しかし当時はまだ会社も不安定で、若い経営者だったこともあってイニシアティブを取られまいと強気で前に進むしかなかったのも、恥ずかしながら事実である。

しかし25年という歳月は都合がいいものである。会談当初は若干の気まずさもあったが、罵り合った過去が嘘のように、わだかまりなく歓談させて頂くことが出来た。

 

Aさんとの偶然の再会は、我田引水だった過去の自分との再会でもあった。

気が短く、口が悪く、太く短く生きるのが男の生き方だと勘違いしていた若い自分。そんなアホな自分を思い出していたら、頭に浮かんで来た言葉がある。

「気は長く、心は丸く腹立てず、口慎めば命長かれ」

そして今現在を省みても、これら全てに配慮しながら謙虚に生きているかと問われれば否である。だからこそ、この偶然の再会を、単なる偶然で終わらせてはいけないと感じる。この再会は、経営者として自分を磨くための啓示なのかもしれない。

「気は長く、心は丸く腹立てず、口慎めば命長かれ」

来年はこの言葉を私個人の所信として自己革新を進めて行こうと思う。

会社としての所信は新年第一号のブログで書くつもりである。

 

本年もたいへんお世話になり誠に有難うございました。心より深謝申し上げます。

来年も弊社社員一同、業務に精励してまいりますので、変わらぬご厚情を賜りますよう、伏してお願い申し上げる次第であります。

皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

 

2018年

12月

12日

不機嫌な顔や態度

前回のブログに書いたように、今年はイレギュラーな出来事が多くあり、直接または間接的な影響を、それなりに当社も受けた。

当社に関わりのある皆様方の支えにより、最近になってようやく落ち着きを得たが、ここ半年間に思いを巡らせると、この言葉が脳裏に浮かんだ。

「嫌な事やしんどい事でも、やるからには不機嫌な顔をせず、笑顔でやりなさい。いつもそうしていたら幸せは向こうからやって来るから!」

亡き母の言葉である。

母が病弱だったせいもあるが、私は家事を、一般的な子供に比べてよく手伝っていた方だと思う。しかし子供の頃は母の病弱を理解しながらも、遊びたい気持ちの方が勝っていた日の方が多く、不機嫌な顔をしながら母の手伝いをしていたのであろう。幼少の頃に母から何度もこの注意を受けた。

実は今もあまり変わりないのが現状で、私は分かりやすい人間なので、気持ちが顔や態度に多く出てしまう方である。

しかし、「それじゃダメだ」と自省する私も居るので、酒席だけでなくビジネス全般において、雑談や笑い話を多く織り交ぜて、テンション上げ上げで話すように心がけている。

というのは、誰しも不機嫌な人とは長く話したくないであろうし、付き合いや取引もしたくないであろう。結果として、不機嫌な顔をしていると必要最低限の会話でしかコミュニケーションが成立しない。言い換えれば、会話が短い。

会話が短いと薄い人間関係しか築けないどころか、雑談から生まれる「未来のビジネスチャンス」や「問題解決のヒント」さえも逃がしてしまうことになるのである。

よく見受けられるのが、「反対意見や苦い指摘を言われると不機嫌になる人」であるが、それは特に心掛けている。

自分とは異なる意見も聞いて、多くの情報を集めながら内容を精査して行かなければ、中小企業の場合はワンマンになりやすい。忌憚のない意見を言ってくれる人は有り難く、貴重な存在なのである。

言いにくい事でも言いやすい状況を作る為にも、しんどい時でも不機嫌な顔を見せず機嫌良く居よう。・・・と、偉そうな事を書いてみたが、満足に出来ていないのが自分自身であり、またそれが分っていてもなかなかできないのが人間というものであろう。

私はけっこう愚かなところがあり、未だに稚拙さが否めないので、イレギュラーが続いたこの半年間、かなりの頻度で不機嫌な顔しか出来ていなかったと思う。それでも言うべき事を躊躇せず言ってくれた方々に心から深謝申し上げます。

そして前出の母の言葉を完璧に実行することは出来なくても、日々心がけて参ります。

日本赤十字社事業の進展に貢献したとして、平成30年11月26日、シェラトン都ホテル大阪にて、当社が表彰を受けました。

社会から歓迎される会社を目指し、少額ずつですが、30年間に渡り定期的に寄付を行ってまいりました。

今後も企業の社会的責任として、継続して社会貢献を行ってまいります。

 

詳しくはこちら>>