2020年1月

2020年

1月

04日

ありのままの自分でいいの?

2020年 新年あけましておめでとうございます。 

旧年中は格別のご厚情を賜りありがとうございました。

本年も、より一層尽力をしてまいりますので相変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

昨年の晩秋、ある番組を観ました。内容はあるスポーツで日本一になり、マスコミにも取り上げられ有名になった男性の人生を振り返る番組でした。

優勝して以来どこへ行っても「日本一」という看板やイメージが付いて回り、他人から過度の期待やプレッシャーを掛けられ、自分自身のプライドも邪魔して苦しい人生を送ってきたという物語でした。しかし、40歳頃に「日本一」という看板を捨て婿養子に入り、仕事を変えて再就職してからは、人生を楽しく感じるようになり、「ありのままの自分」を受け入れる事が出来るようになったという風な話でした。

最近「ありのままの自分で良い」と耳にすることが増えた気がします。

「ありのままの姿見せるのよ~。ありのままの自分になるの~」という歌詞の曲も大ヒットしました。

 

さてここからは私の思いですが、私は未だに「ありのままの自分」を受け入れることが全く出来ません。

子供時代から現在に至るまでその時々で常に誰かに憧れ、その憧れの人物に少しでも近づけるように工夫なり努力なりする。それが私の人生のモチベーションになっていると思います。

例えば子供の頃の憧れの人は仮面ライダーでした。少年時代は映画の中の人物。

そして17歳で左右田鑑穂社長(現:東建コーポレーション株式会社 代表取締役社長兼会長)にお会いし強烈に憧れました。

生き方、言動や所作、乗られている車や洋服に至るまで全てが「カッコイイ!」と思い憧れました。そして自分もそのように生きてみたいと思うのと同時に、出来ることから真似してみようと思いました。

次第にもっと近くで左右田社長の生き方や考え方、経営を学びたいと思い、弟子にしてください!とお願いしました。

社長の一挙一動が全て勉強になり、憧憬は高まる一方となりました。

17歳から現在に至るまで41年間ずっと、「ありのままの自分」から左右田社長に1歩でも近づけるように、真似をしながら生きて来たと言っても過言ではないように思います。

現在も経営について悩んだ時には、「こんな時、社長ならばどうされるだろう?」と考えます。私はその度に問題に気付かされたり、新たな発見や課題を得たり、確信を得たりすることが出来ました。

私が自分の未来を描く時、いつも社長の背中を想像していました。そのようにして人生の道を拓いて来たと感じます。

 

「成長したいけれどモチベーションが沸かない。自分を突き動かすものがない」そういう若い人の声も聞きます。

そんな時は、カッコイイと感じる人の事をもっと知って、真似をする事から始めてみてはいかがでしょうか。

それはきっと、今の自分よりも1歩伸びる手がかりになるはずです。

 

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