仕事に取り組む姿勢

本日が2014年の締めのブログとなりました。

本年も稚拙なブログにお付き合い下さいまして誠に有難うございました。

来る2015年もご指導ご厚情の程、よろしくお願い申し上げます。

 

さて今年最後のブログは、「仕事に取り組む姿勢」について書きたい。

私は東建コーポレーション株式会社 代表取締役社長兼会長 左右田鑑穂様に、17歳の時に天理高校柔道部監督の計らいで出会い、その後、現在に至るまで約36年間、師と仰ぎ、ご指導を賜りながら、どうにか経営者としての道を歩ませて頂いてきた。

その間には有り難いことに、公式行事だけではなく左右田社長が主催されるプライベートな食事会にも、度々、御同席させて頂く機会を賜り、私のような立場では普通はお会い出来ないような各界の著名な方々とご一緒させて頂けた。

そのような会の中で、強く印象に残る社長のお言葉がある。

 

日本のトップクラスの柔道関係者の方から

「柔道界の参考にさせて頂きたいので、左右田社長が今日のような成功者になられた秘訣を教えて頂きたいです」とのご質問があった。

 

左右田社長は「経営者として私はまだまだだと感じていますが、もし私を成功者だとあなたが言うならば・・・」と本心か謙遜か前置きをされてから、「寝る間も食事する間も惜しいと感じるほど、一心に経営に身を投じることを長年続ければ、私で無くても誰であっても必ずや成功できると思います。」と、仰られた。

私はこのお言葉を聞いた時、ある朝のことを思い出していた。

東建多度カントリークラブ内のホテルで午前0時を過ぎるころまで続いたパーティの翌朝、私は大阪に戻らなければならない用事があり早朝5時半に起きて出発したのだが、ふとホテルの駐車場から左右田社長のいらっしゃる理事長室を眺めると電気が点いており、カーテンの隙間には執務机に向かっている社長の御姿があった。

 

卓越した才能とパワーを持っていても、それに甘んじることなく、人の何倍もの熱量を持って仕事と向き合い、真面目に努力をし続け、時間を惜しんで働き続ける。

この大変な努力が結実して、今の社長の成功がある。

今日に至るまで社長が積み重ねて来られた粉骨砕身の日々を回顧するたびに、私は感動すると同時に、いつも自責の念にかられる。

私が左右田社長のような才能とパワーを持ち合わせてないのは仕方がないとしても、社長ほどの熱量で仕事と向き合って来たか?そう自分に問うと、取り戻せない時間を悔しく感じ、焦りを伴った意欲が掻き立てられる。

 

通常、社員は「仕事に取り組む姿勢」がフラついたり、楽な方に流れたりすれば、上司や先輩から指導を受けるであろう。

しかし経営者は「仕事に取り組む姿勢」を戒められたり、直々に薫陶を受けたりする機会は滅多にないものである。そのため軌道修正するのが難しい。

しかし私の場合は、左右田社長との出会いに恵まれて、いかに成長していくか、いかに仕事に取り組むか、どこを目指すのかなど、「自分自身の姿勢」を構築していく上において、大きな鑑を見ながら歩んで来られたのである。

また現在でも、たとえ一言でも聞き逃さないように、全て吸収するつもりで食事会等に臨ませて頂いている。

その結果近年は、左右田社長の足元には到底及ばないまでも、寝る間も食事する間も惜しいと感じるほど、目標に向かって全力を傾注していると自分で思う。

 

私の目指す「三方よし」の理念は、まず周りの人(お得意様)からの信頼の積み重ねが必要であり、その信頼を得るのは、経営者として真面目に仕事に取り組む姿勢であると考えている。そして周りの人(社員)を物心両面で豊かにする為には、働く価値のある会社を創って行くことだと信じている。

そしてこの精神で歩んで行った先の結実が社会貢献だと考えます。

 

2015年!

仕事には誰よりも真剣に取り組み、多くの信頼を得て邁進していきたいと思う次第であります。

本年も誠に有難うございました。 感謝!!