不機嫌な顔や態度

前回のブログに書いたように、今年はイレギュラーな出来事が多くあり、直接または間接的な影響を、それなりに当社も受けた。

当社に関わりのある皆様方の支えにより、最近になってようやく落ち着きを得たが、ここ半年間に思いを巡らせると、この言葉が脳裏に浮かんだ。

「嫌な事やしんどい事でも、やるからには不機嫌な顔をせず、笑顔でやりなさい。いつもそうしていたら幸せは向こうからやって来るから!」

亡き母の言葉である。

母が病弱だったせいもあるが、私は家事を、一般的な子供に比べてよく手伝っていた方だと思う。しかし子供の頃は母の病弱を理解しながらも、遊びたい気持ちの方が勝っていた日の方が多く、不機嫌な顔をしながら母の手伝いをしていたのであろう。幼少の頃に母から何度もこの注意を受けた。

実は今もあまり変わりないのが現状で、私は分かりやすい人間なので、気持ちが顔や態度に多く出てしまう方である。

しかし、「それじゃダメだ」と自省する私も居るので、酒席だけでなくビジネス全般において、雑談や笑い話を多く織り交ぜて、テンション上げ上げで話すように心がけている。

というのは、誰しも不機嫌な人とは長く話したくないであろうし、付き合いや取引もしたくないであろう。結果として、不機嫌な顔をしていると必要最低限の会話でしかコミュニケーションが成立しない。言い換えれば、会話が短い。

会話が短いと薄い人間関係しか築けないどころか、雑談から生まれる「未来のビジネスチャンス」や「問題解決のヒント」さえも逃がしてしまうことになるのである。

よく見受けられるのが、「反対意見や苦い指摘を言われると不機嫌になる人」であるが、それは特に心掛けている。

自分とは異なる意見も聞いて、多くの情報を集めながら内容を精査して行かなければ、中小企業の場合はワンマンになりやすい。忌憚のない意見を言ってくれる人は有り難く、貴重な存在なのである。

言いにくい事でも言いやすい状況を作る為にも、しんどい時でも不機嫌な顔を見せず機嫌良く居よう。・・・と、偉そうな事を書いてみたが、満足に出来ていないのが自分自身であり、またそれが分っていてもなかなかできないのが人間というものであろう。

私はけっこう愚かなところがあり、未だに稚拙さが否めないので、イレギュラーが続いたこの半年間、かなりの頻度で不機嫌な顔しか出来ていなかったと思う。それでも言うべき事を躊躇せず言ってくれた方々に心から深謝申し上げます。

そして前出の母の言葉を完璧に実行することは出来なくても、日々心がけて参ります。

日本赤十字社事業の進展に貢献したとして、平成30年11月26日、シェラトン都ホテル大阪にて、当社が表彰を受けました。

社会から歓迎される会社を目指し、少額ずつですが、30年間に渡り定期的に寄付を行ってまいりました。

今後も企業の社会的責任として、継続して社会貢献を行ってまいります。

 

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