幼稚な男

「感謝」近年私はこの言葉が好きで、手紙の最後などに自分自身の慚愧の念も込めて大きく記すようにしている。

慚愧の念を込めるワケ、それは・・・

40歳頃までの自分を振り返ると、世の中の常識を、今思えばまったく理解できていなかったように思う。

自分が生きているコミュニティの常識が世の中の常識だと勘違いし、自分の中のルールを絶対のものとしていた。また自分が色々な方々に多方面から支えられている事にはほとんど意識を向けず、自分一人で何でもやれているような気になっていた。

視野が狭く、想像力が足らず、一方的な人間であった。おまけに大きな図体の持ち主であるから、ますます皆さんに横柄で態度のデカい印象を与えていたかもしれない。そのくせ「誰にも負けたくない」と勝った負けたに強く関心が向き、幼稚であった。

いろんな方に出会い、教えられ、少しずつ視点が変わったし、少しずつ視野が広くなったと思う。

そうしたら今頃になって「よくぞ皆さま、見捨てずにいてくださってありがとうございます。」という心境になり、過去の物知らずで無礼な自分の振る舞いを思い出して、背筋に冷たい物が走るのである。また、私にウンザリして離れて行かれた方もいらっしゃる。

その方々に心より深謝申し上げる次第であります。

すべての出逢いに感謝しています。

 

最近よく聞いている歌がある。

♪いろんな出逢いに感謝しながら 終わりのない夢を抱きしめて どこまでもまだ歩いて行こう 

見上げればはじめての空 どこまでもまだ歩いて行ける 今の君は初めての君なんだ♪ 

(中村 雅俊「はじめての空」東建コーポレーション㈱ イメージソングより引用)

 

新規事業であるサービス付き高齢者向け住宅フラワーホームを開設して今で7ヶ月目である。

異業種から参入した私にとって、まさに毎日が「はじめての空」である。長年、高齢者福祉の業界にいるスタッフから教えられることも多い。入居者さまから教えられることも多い。毎日が学びで、毎日が成長で、毎日が感謝である。

フラワーホームを、もっともっと良い施設にして行きたいし、もちろん既存の事業ももっと盤石にしたい。それに他に挑戦したい夢もある。

健康に留意して長生きして、どこまでもまだ歩いて行こう、どこまでもまだ歩いて行ける。

今の私の心にピッタリの歌である。

 

 

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厚生労働省 渡嘉敷なおみ副大臣がフラワーホームに、政務調査と意見交換会を兼ねて、ご視察に来られました。