経営者意識の覚醒 2 

新規事業であるサ高住「フラワーホーム」を運営するにあたり、運営実施計画を緻密に策定していたつもりではあったが、竣工引渡しを受けてから今で約3ヶ月、全体の進捗状況を見渡すと、想定していた手順のようには物事が進まなかったり、計画していたスピードよりも遅かったり、目標の数値に届かなかったりなどがあり、また想定外の事も少なからず発生し、己の力不足と指導力の足りなさを歯痒く感じている。

 

しかしその逆で、想定していた以上だったこともある。

経営を行う上で必要とされる要素は「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の経営資源であるが、

例えば「ヒト」に関して言えば、賃金以上の強い意志と信念に基づく働きをしてくれている人材がいる。身を粉にして日々の業務に携わってくれている人材や、私が気付かなかった所や閃かなかったアイデアを提案してくれたり、有効打になるであろう企画等を次々に打ち出してくれる人材も居る。

確かに会社が求めるレベルに到達していない人材もいるが、向上心がある限り、今後の社員教育の如何によっては、その頑張りに期待が持てる。

「モノ」に関しても、装飾品等の私財や、私物のイルミネーションの提供を申し出て下さってまでも施設作りに貢献して下さっている方もいる。

「情報」に関して言えば、当社の足りない部分、出来ていない部分を御指導下さる方、業界の流れや市場動向の情報を提供してくださる方、地域の方の会合や親睦会等に呼んで下さったり、同業の各社をご紹介して下さったりと、関係先の「輪の広がり作り」までご支援して下さる方がいる。

その他にも、当社の社員ではないのに、当社のために心血を注いで励んでくれた多くの方々がいる。

師匠と師匠の会社のスタッフの方においては、どれほど私を導き、また当社を育て、応援くださっていることだろうか。

こうした方々に共通するのは、「フラワーホームを良いものにしたい」という思いや、丸竹や私を「伸ばしてやろう」という「義」の思いである。

 (※義 利害を捨てて条理に従う。公共のために尽くす気持ち。)

ご指導ご支援ご協力してくださる皆さまの「義」に対して「恩返し」するには、今度は私が「義」を持って経営を行い、フラワーホームや丸竹の事業を通じて社会に役に立つ貢献をし、そして賜った「義」を連鎖させて行くことしかないと思うのである。

 

前回のブログで、「今年に入り、心の持ち方の変化が生じ始めた。」という事を書いたが、その変化とは、今までは恥ずかしながら、得した時や好調な時や折々にしか思い浮かばなかった「感謝」が、損した時でも好調でない時でも、いや、むしろそんな時こそ強く感謝の念が湧き起こるようになったことである。

新規事業なので当たり前と言えば当たり前かもしれないが、冒頭に書いたように、現状は思い通りにいっていない事も多い。

思いがけないほど多くの方達のご厚情やご支援を受けてなお、思い通りにいかないのだから、もしも協力者も支援者も無く、孤軍奮闘状態だったならば、現状よりももっと思い通りにならなかっただろうし、目標の数値に届かなかったりしていたのだろうと思うと、

「もう、ホンマのホンマに有り難いなぁ!」と、天井に向かって、知らず知らずに手を合わせてしまうのである。

新規事業を展開出来るのも、従来の事業に関連する全ての方々のお力添えがあるからである。

昔の賢人の言葉に「商売は感謝に始まり感謝に終わる」という言葉があるが、その言葉の真髄をこの歳になって初めて知った気がするのである。

ようやく私も経営者としての本当のスタートラインに立てた心境である。

 

 

このブログが2015年の締めのブログとなります。

本年中は格別のお引き立てを賜り、まことに有り難く厚く御礼申し上げます。

来る2016年も重ねてのご指導ご厚情の程、よろしくお願い申し上げます。

益々の精進を重ねる覚悟でございます。ありがとうございました!深謝!