104歳!現役理事長

2年程前に、新聞で見つけた聖路加国際メディカルセンター理事長 日野原重昭(ひのはら しげあき)氏のコラムを読んで、その並外れたパワーや御寿命にあやかりたく、氏の長生きの秘訣を私なりに考察させて頂き、このブログで書かせて頂いた。(詳しくみる>>)

最近また久しぶりに氏のコラムを新聞で見つけて、今回は「若々しくいられる秘訣」を書かれていたので、今回も自分なりに読み解いた内容を書いてみたい。

 

さて前回、このブログに書かせて頂いた時点で氏は102歳であったが、今は御年104歳になられている。

そして驚くことに現在も現役であり、肩書は聖路加国際大学名誉理事長に変わられているが、今も執筆活動をはじめとし医学会発展の為に海外にまで講演に行かれることもあるそうで、今なお走り続けていらっしゃるのである。

ところで、氏のコラムを読み解くと、私なりに以下の5つに分類することができた。

 

①まずどこも悪くなくても、毎年必ず「人間ドック」に行くこと。

年一回の「人間ドック」の受診は私も実践している。>>

何をするにもまず健康であることが「いの一番」であろう。そのためには早期発見・早期治療が欠かせないと思うのである。

 

②たえず色々な人と触れ合うこと。

私はこれを、「色々な情報を常に取り入れること」と読み解いた。

色々な人に出会い、様々な内容の会話や案件の処理をする中から情報も集積して行くわけだが、たしかに人と出会うことは凄く自分自身の高揚感と共に気持ちの刺激になる。

たとえば身だしなみから始まり、会話や商談内容の事前準備に至るまで様々な脳の部位が常に活性化され、脳の代謝が良くなり若さを保つことが容易に推測されるのである。

 

③何にでも好奇心を持つこと。

年齢を重ねるたびに、何かに対して好奇心を持つというのが難しくなって来る。

しかし些細な「疑問」や「気づき」を流してしまわず、探究心を持つことで新鮮な発見に出会うことが出来、それが喜びにもなるだろう。

それに一つの物事に対して突き詰めて考えることで、集中力も鍛えられるであろう。

 

④毎年、新しいことに挑戦すること。

高齢者に限らず若者にとってさえも、新しいことに挑戦するというのは、心身ともに多大な労力が必要である。

現状から一歩踏み出すには勇気も必要であるし、覚えることも一気に増えるし、途端に忙しくなる。

得るものも多い代わりに、苦労も増える。しかし「新しいことをやってやろう」という気持ちを持つことこそが、若々しくいられる源であると思うのである!

 

⑤人はいつでも生き方を変えられることを忘れないこと。

私はこれを、「自分自身を諦めないこと」と読み解いた。

もう今さら手遅れだ、もう今から生き方なんて変えられない・・・など、自分の置かれた環境や自分自身に対して諦念を持ってしまうと、体だけではなく心も老けてしまう。

自分を信じることで希望を持った生き方が出来、そのことが人を若々しくしているのではないだろうか?

 

日野原氏のコラムを1つずつ読み解いてみた訳ではあるが、書き終わって、「さて私自身はどこまで実践出来ているのだろうか?」という疑問符が頭の中をよぎった。

偉そうな事を書いてはいるが、どこまで実践出来ているか自分自身に点数を付けるとするならば、ギリギリ及第点だろうか!?

54歳の私が及第点なのだから、104歳の日野原氏がいかに若々しい精神の持ち主かよく分かる。