経営者に終わりは無い

先日、人間ドックに行ってきた。
PET検査やCT・MRI検査などの精密検査を年に1回、その他にも内視鏡検査や超音波検査は半年毎、あと簡単な内科診察も含めると年に4回は、人間ドックの病院に行っている。
3年前に、健康管理のサポートをしてくれる会社の会員になった。
それまでは命と健康は永遠で無料と考えていたが、今は健康の維持にも「努力が必要である」と考えている。
バリウムを飲まされたり、麻酔を打たれたり、内臓に空気を入れられたり、ルームランナーの上で走らされたりなど、楽しい事は何一つとして無いので、本当は行きたくない。
しかし健康管理も経営者の重要な仕事の一つだと自分に言い聞かせて、検診時期の案内が届く度に、重い腰を上げている。

 

基本的には、経営者の心身が共に健康である限り、経営に終わりは無いと思う。
しかしその反面、怖いことに経営者の意思と怠け心により、会社経営を終わりにしてしまうことも可能なのである。
経営者にとって「自分は、いつまで経営を続けられるか?」は、絶えず頭の中に浮かんでいる課題であろう。

 

ところで先月受けた取材のプロフィールに、趣味を記入する欄があったのだが、困ってしまった。
私は好奇心が旺盛な方なので、過去いろいろとチャレンジしてみたのだが、何をやっても長く続かない。早いものでは一回限り、長くてもほとんど1年未満である。
私は俗に言うところの典型的な「飽き性」「せっかち」「短気」なのである。
だから趣味と言える趣味がない。
しかし無趣味にもメリットがある。
経営者の格言で「趣味の時間を持ちたいのなら、経営を諦めるしかない」という言葉が有るが、この課題は自身の性質が幸いして、無理せずクリア出来ている。

こんな何事も長続きしない私であるが、経営だけは別だ。
師匠である左右田社長が常々よりおっしゃられる「七転び八起き」の精神と、私の座右の銘である「諦めず気が遠くなるまで繰り返す」の実践で、挫ける事なく本年で約32年間、おかげさまで経営を続けさせて頂いて来ている。
今後も命の有る限り、続けさせて頂く覚悟である。
まさに経営は私自身にとって人生そのものであり、会社は肉体そのものなのである。
しかしこれとて、心身の健康があってこその話だと思うのだ。
健康管理は仕事の一環。
そう思い、ダイエットも続けていく所存である!!!?