今の時代、「情報収集」「情報発信」しないと始まらない

【真面目にIRをやらねば投資家に理解が得られない】

2013年の私のブログ「素晴らしい執念!!>>」の回で、私の師匠である東建コーポレーション㈱ 左右田鑑穂会長の御友人の株式会社中広の後藤一俊会長が5年間毎日ブログを書き続け、2000回を迎えられたというお話を書きました。

それから11年間、後藤会長はその後も毎日ブログで発信を続けてこられ、今月で6000回を迎えられました。

毎日毎日欠かすことなく長年に渡り発信を続けるのは並み大抵のことではなく、粘り強く取り組むチカラや、地道にコツコツ続ける精神力や、話題の豊富さや知見の深さが必要です。

私など1か月に1回程度ブログを更新するぐらいですが、それでもネタに困ってしまう時や面倒になってしまう時があります。

そんな私がなんとかブログを続けているのは、やはり情報を発信することが今の時代とても大切だと思うからです。

後藤社長が6000回のブログの中でお話されていましたが、ブログを始めることになったキッカケの出来事は、名古屋証券取引所に上場する際、証券会社から「お前のところなど小さな会社だ」「真面目にIRをやらねば投資家に理解が得られない」と指導をうけ、IR活動をされたそうですが、コストが掛かる割には目立った成果もない。そこでHPを毎日動かせば、我が社に注目してくれる方も増えるのではと思い立ち・・・ということが始まりだそうです。

株式会社中広 後藤会長のブログはこちら>>

 

 【情報発信の効果】

昨年、当社の繊維再生技術>>についてプレスリリースを行いました。

30年以上経営者としてやってきましたがプレスリリースを行ったのは初めてでした。当社のような中小企業にそんなものは必用無いと思っていたというよりも、そういうことに疎かったため、そもそも考えたことも無かったのですが、関係者に勧められて行うことにしました。

いらなくなった制服なども再び繊維に戻せるというような技術ですので、繊維業界の人だけではなく、専門的な知識が無い別業界の人達にも伝わるように分かりやすい言葉で解説したり、図解したり、撮影したり、なかなか手間のかかる作業でしたが、やって良かった。

正直、プレスリリースの反響の大きさに大変驚きました。

良い技術を持っていても、それを知ってもらわなければ何も始まらないです。

でも情報発信をすれば今の時代は、その技術を求めて「検索」している人達に情報が届く可能性が高いです。情報が潜在顧客にリーチした時、わが社はどのような会社なのか、どのような考えを持った経営者なのかをHPやブログで見える化しておけば、安心につながります。それもここ最近1、2年の情報だけではなく、ブログも5年10年15年と積み重ねることで、より安心感や信頼感が増すのではないのでしょうか?

新事業部の関係で、最近は新しいお客様とお会いすることも多いのですが、事前に私のことをブログやHPで知ってから来てくださる方も多く、初対面であってもゼロから自分を紹介する必要が無く、その分ほかのお話をする時間が生まれます。

そういった面でもブログの効果を実感しています。

 

【情報は経営資源。情報収集は必須】

私は元来から読書好きで、小学生時代には毎日小学生新聞を購読していました。

大人になってからは日経と読売の2紙を長年読んでいます。法人契約をしているので、社員にも読むように勧めています。

近年はタブレットで電子版も読めるので、手元に新聞が無い隙間時間にも気軽に読めるので便利です。

最近もう1紙追加しました。当社の繊維再生技術もニュースに取り上げてくださった、日刊繊維総合紙「繊維ニュース」さんです。

毎日ありとあらゆる繊維に関する情報が掲載されおり、同じ繊維でも異業種と言ってもよいくらいの繊維関連の情報までふんだんに掲載されており、まさに情報の宝の山と言っても過言ではない充実した内容になっています。

 

ネットでの情報収集はアルゴリズムの影響で、どうしても情報が偏りがちになってしまいます。自分の観点に合わない情報からは隔離された状態になってしまいがちです。

その点、新聞など紙面で見る情報はアルゴリズムの影響が無いため視野が広がります。

あと色んな人と会って話すことも私の大切な情報収集です。年代が違う人と話すと、同じ物事でも捉え方や考え方が違ったりして、私が昭和の価値観でバイアスをかけていたのかも・・・と気づかされることなどもあります。

 

新しい情報や知識を自分にインストールすること= 自分のアップデート

そう思うと情報収集が面倒に感じる日もヤル気になれる気がします。

【お知らせ】

日刊繊維総合紙 繊維ニュース2024年3月4日(月)号に、当社の繊維再生事業が掲載されました。

詳しくはこちら>>