昨日と同じやり方を今日していたら明日がない

私はよく「昨日と同じやり方を今日していたら明日がない」と社員達に言います。

事業についての現況を少し書くと、ポストコロナの経営を考える>>で書いたように、昨年夏頃から組織改編や人事刷新、また経営資源と経費の見直し、設備の入れ替えなど、矢継ぎ早に会社を「新しい形」へ再構築していっています。

というのも、時代はどんどん変化して行くのに、昨日と同じやり方を今日もして、進化せず止まっていたら明日(未来)は無いと思うからです。

そう書くと、じゃぁ進化するためには何からやれば良いんだ?どうすれば良いんだ?と難しく考えてしまうかもしれませんが、簡単です。

改善の積み重ねが、進化です。

まずは今やっている仕事について、どうすれば効率が良くなるのか?改善出来るのか?を考えることから始めたら良いのです。

昨年末のブログに、ペンキを浴びた私の写真>>を載せましたが、たとえば去年から現在に至るまで、順次、工場や倉庫などのペンキの塗り直しを、私が行っています。

最初は素人同然でした。しかし何回もやっていると上達しますし、さらに効率を考えながら工夫を重ねて改善していくと、進化して今やセミプロの領域になりました。

例えば道具のローラーや筆を塗る面の状況に応じてオリジナルにさまざま改造してみたり、その日の気温に応じて乾く時間を考慮してペンキの濃度を調整してみたり、西日のあたる面は対候性を考えて耐侯剤の量を多くして重ね塗りしたり、床面は滑り止めの砂を塗料に投入したりなどです。

もっと簡単なことでも、気づいて実行出来て前回よりも良くなったら、それは進化です。

たとえば作業前は準備体操を行った方が次の日の筋肉痛が少ないなとか、ストレッチの効いた作業着を着た方が動きやすいなとか、冬場はカイロを貼る位置まで毎回変えて、お腹に貼るのが一番温まるなとか、なんでも思いつくまま出来得る限りのことをやってみました。

まずはそんな小さいレベルからで良いのです。改善の「積み重ね」が大事です。

昨年から時間を見つけてコツコツ行っている工場のペンキ塗り。

素人の私でも工夫して改善を積み重ねるうちに、セミプロレベルになりました。