おしゃべり

私は無口な男だ。

と書いたら、私を知る人達から「どこがやねん!!!」と一斉にツッコミが入りそうほど、ハイ、私は口は堅いが、おしゃべりな男です。


「今日も暑いですね」と一言、気候の話を振られれば、「昔と天候が変わって来ましたね。私の子供時分は、お盆前後の数日間が暑いだけで、こんな暑さじゃなかった。クーラーなんて自宅に無かったですからね。でも高校は私学でしたから、35年ほど前でも教室にはクーラーが付いてたんです。ウンタラカンタラ~」と、懐かしの昭和時代をあれこれ語ったあと、相手の反応を待たずに、「最近のゲリラ豪雨は、まるでシンガポールのスコールみたいですねぇ。そうそう!シンガポールと言えば、税金対策で移住する日本人が増えているようですけど、それって私は反対ですね。なぜならですね~ウンタラカンタラ~」とまた自論を展開した後、「そういえば鎌倉時代の元寇は、日本は台風に助けられたと言われてますが、元寇のあった11月と6月に台風が来ると思いますか?私の見解としてはですね~ウンタラカンタラ~」と大好きな歴史の話を喋りまくった後、自分ばかりが延々と喋っていた事にハッ!と気が付いて「そう言えば、今日は、どのようなご用件で??」とようやく問う。

毎回こんな感じなのであるから、私は相当なおしゃべりである。


私のマシンガントークは、聞いてる方が窒息しそうになるのか、私が話を終えると、「はふぅぅぅぅ」と溜息や深呼吸をこっそりされる方が少なくない(笑)

「息、吸ってる?」と聞かれるぐらい、私の話には「間」というものが存在してないようで、先日仲の良い友人から以下のような苦情が来た。

 

「お前がAの話をしてる時に、俺もそれについて意見があって言おうと思ったけど、お前は立て板に水だから俺の入る隙間が無い。仕方が無いからお前の話が一旦途切れるのを待ってたら、いつの間にかBの話に変わってて、気が付いたらCの話まで話し始めてる始末や!Cまで話が進んでるのに、Aまで話を戻して意見するのは、なんだか鈍重な感じがするから、結局自分の意見は言わないままその場は終わる。そんな事が毎回続くとストレスが溜まるねん!!

 

友人の訴えを聞いて、私は「悪かった!いつでも割り込んで来てくれ!割り込みにくい時は手でも上げてくれ!そしたら黙るから!」とお願いしたが、きっと彼と同じような被害者は他にも沢山居らっしゃることだろう。

私が絶好調で喋っていても、どうぞ遠慮なく、割って入って、ご自身のストレスを溜めないようにして下さい。

私も反省して、彼とその後電話で話した時、トークの「間」を空けるように気を使っていたら、「間」のたびに「もしもし?もしもし?おい立花?」と彼が通話を確認するので「聞こえてるよ」と答えると「お前が無口だと、電話が繋がってないんか?と不安になるから、いつも通りの間で話してくれ!」とまた苦情が来た。

いったいどうしたらいいのだ!笑

 

「立花と電話で話してる最中にトイレに行きたくなったから、こっそり受話器を置いて、トイレして戻って来たら、立花まだ一人で喋り続けてたことあるぞ。」

と冗談とも本気ともつかないような事を言われるほど、私はおしゃべりで、そしてこのおしゃべりは、きっと今後も変わる事がないだろうから、どうか皆様、呆れずお付き合いのほど宜しくお願い致します。

もう一度繰り返しますが、私が喋り倒していても、どうぞ遠慮なく、割って入って、ご自身のストレスを溜めないようにして下さい。