戦え!

久しぶりに柔道の夢を見た。
夢の中で、私は顔の分からぬ相手と試合をしていた。
この夢は、過去にもう何度も見ている。
けれども、ここ数年は見ることがなくなっていた夢を久しぶりにまた見た。
無我夢中で戦っている夢。

 

 

ところで書きながら一つ思い出した。
天理高校柔道部時代に恩師の松本薫先生(当時コーチ 5段、27歳)が、練習後の湯船の中で、こんな話をしてくれた。

 

「お前は闘争本能むき出しで練習や試合をしているが、あいつにだけは、あの学校にだけには負けたくない!と思っているうちは日本一には成れないぞ。」
「だれ某に勝つのを目標にするのでなく、自分自身と戦え!」
「例えばそれは、もうしんどいと思って諦める自分だったり、練習をサボってやろうと思う自分だったり、日本一になんて本当になれるのかな?と疑う自分だったり、そんな自分に勝て!」
「相手に試合で負けても、諦めない限りそれは本当の負けじゃなく、目標達成までの通過点だ。自分は出来ない・・・と自分で自分の可能性を諦めた時が本当の負けだ。」

最後に松本先生は、ちょっと照れ笑いしながら
「まぁ・・・この話は、俺がこの高校の生徒やった時、加藤秀雄先生がしてくれた話なんやけどな」と付け足した。

 

話はそれたが、柔道も経営も目標達成する為には、諦めず気が遠くなるまで繰り返すしかないのだ。

諦めないことは、自分自身との戦いだ。

 

今、事業部門の違う新しいプロジェクトを2つ立ち上げて、同時進行で軌道に乗せようと努めている。
それが今の大きな目標の一つでもある。
現在、自分自身の目標と戦っているから、久しぶりに試合の夢なんて見たのだろうか。
もしかしたら、いつも夢の中で戦っている相手は、自分自身なのかもしれない。

試合の夢なぞ見たからテンションが上がって来た。よし、今日も頑張ろう!