2026年が始まりました。21世紀の第1ラウンド(四半世紀)が終了し、第2ラウンドに突入です。
今年に入ってまだ2週間ほどですが、米軍によるベネズエラ大統領拘束、イラン崩壊の危機、衆議院解散の電撃報道、中国によるレアアース規制、米国の66の国際機関からの脱退表明など世界の骨組みが軋むような出来事の連続です。
既存の秩序が崩れ、剥き出しの力が支配する世界へと急速に移行していることを感じます。
今の若者たちの多くは22世紀を生きることになりますが、そこはどんな世界なのか?考えてみたのですが、なんだか想像がつきません。
地政学リスクのほか、私たちが想像もできないような新しい課題(環境の変化やテクノロジーとの共存など)にも直面するかもしれません。しかし未来が平和な世界であってほしいなぁと心から願っています。
【100万通りの未来】
こんな話を目に耳にしました。
やるかやらないか?続けるかやめるか?など、二択の選択を10回重ねると2の10乗で1024になります。つまりこれから先、たった10個の新しい選択をするだけでも、自分の未来は1,000通り以上に広げることができるということです。
たばこを止めるか止めないか、運動をするかしないか、資格を取るか取らないか、頑張るか頑張らないか、挑戦するかしないかなど様々な選択がありますが、1回1回は小さな「AかBか」という決断でも、たった10回積み重なるだけで、全く違う1,000通りの未来が生まれるのです。
これが20回という数字になると、その結果は想像を絶するような規模に跳ね上がります。
結論からお伝えすると、2の20乗は 1,048,576 です。つまり、2択の選択を20回重ねると「100万通りの未来」が生まれることになります。
1年に2回、大きな決断をするなら、 わずか10年で100万通りの未来へ分岐します。
100万通りの人生の中で、一番上と一番下を比べれば、きっと全く違う人生です。
他人と自分の人生を比べると無力さを感じることもありますが、「自分の100万通りの未来の中で、せめて上位50%、できれば上位25%を目指してみよう」と考えると、不思議とやる気が湧いてきます。
現状を変えたいと思うなら、小さな選択でも良いので、その選択(行動)を何度も積み重ねること。それが未来を大きく変える力になると、数字がはっきり示しています。
【企業の未来】
政策金利がジワジワと上がっています。私は1980年代の短期プライムレートが5〜8%の時代も経験しているので、それに比べればまだまだ低いと言えます。
しかし当時は需要が高く、お金を借りてでも投資すれば、それを上回る利益が出た時代。つまりどこの川でも魚が釣れた時代でした。
現在は、金利が上がり始めているのに、需要は縮小、あるいは停滞している時代で、全く環境が違います。
直近の約30年間は多角化や新規事業にも挑戦しやすい環境でした。というのも低金利のため、お金を借りるコストがゼロに等しかったため、新しい事業が軌道に乗るまで時間をかけることができたのです。またデフレのため、どの事業も爆発的には伸びないからこそ、企業は多くの事業を持つことでリスクを分散し、少しずつの利益を積み上げることで成長できたのです。
しかし、金利が上がっていく世界では、高い利息を払った上で、さらに会社を成長させるための利益を残さなければならないので、『収益性』が重要になります。
今はまだ低金利ですが、「時間もコストになる」事を意識しなければいけないと自分に言い聞かせています。
ほとんど忘れかけていた感覚ですが、かつての高金利時代に感じた一日一日に利息を感じるようなあの焦燥感を思い出して、「金利のある世界」という新しい世界での舵取りをしなければと思っています。
また現在は企業も個人も財布の紐が固くなっていて、本当に必要な物以外の需要は減っているではないでしょうか。魚がいる川と魚が消えた川がハッキリ分かれてきたように感じます。
企業の未来も、人生と同じです。先述したように、私が今から10個の選択をするだけでも、当社の未来は1,000通り以上に広げることができます。
市場をよ~く見ながら「今は何に最も熱量を注ぐか」を意識し、その1000通りの未来の中の上位25%入りを目指して、社員の皆さんと共に本年も突き進んでいきます。






