<私のデジタル化状況>
コロナ禍の3年間で急速に、ズームなど非接触の会議が社会に浸透しました。
ズームでの会議や営業の案内は毎日のようにあります。しかし私は未だに、なかなか慣れるというか馴染むことができず、「御拝顔のうえの方が・・・・」とお願いしてしまいます。
飲食店で、メニューはQRコードで読み取りスマホで注文するようなお店に知らずに入ってしまうと、面倒だからもう2度と来たくないなどと辟易してしまいます。
「社長、スマホのカレンダーに予定を入力すれば、前日や当日朝に通知でお知らせしてくれて便利ですよ。」
「メモは口頭で入力すればスピーディーだし便利ですよ」
「単行本でも紙の書類でも、スマホで撮影すれば、文字をテキスト化してくれますよ」
「商品名が分からないものでも、スマホで撮影してGoogle検索したら一発で出てきますよ」など色々教えてもらう度に挑戦してみるのですが、不慣れだから面倒に感じ、数回利用した後は放置してしまうことが多いです。この面倒臭く思う気持ちに耐えながら慣れるまで続けて利用していれば、今より遥かに便利な世界になるのは分かっているのですが・・・。
一方、デジタル化と言っても無数にあるので、自分の感性にフィットしているデジタル化は直ぐに慣れることが出来ます。デジタル化にも相性があるように感じます。
スマホ決済は非接触IC決済もQRコード決済も、もう随分昔から色々入れて愛用しています。
ワクチン接種証明書やJAFの会員証など、そういう類の物をスマホのアプリの中に入れるのは荷物が減るし無くさないので、大変便利だなぁと感じて利用しています。
<デジタルネイティブが30代に突入し企業の意思決定者へ。社会は変わる>
デジタルネイティブとは、生まれたとき、また物心ついた時からインターネットやパソコンのある環境で育ってきた世代のことで、日本では1990年代から2000年代に生まれた世代のことです。デジタルを利用することが根付いており、生活様式やコミュニケーションの取り方もそれ以前の世代とは違います。
そんな彼らが30代に突入しました。30代前半には係長、後半ぐらいには課長に昇進し、企業の意思決定を任される機会も年々増えて行くと思います。
JRは緑の窓口を7割削減することを発表していましたが、デジタルネイティブが企業の意思決定をする時代になると、「スマホで電車乗れるし券売機があるのに、緑の窓口って意味ある?」「生産年齢人口の減った現代では人件費が一番高いから、緑の窓口はもっと減らそう」「スマホ使えない人のために1割ぐらい残せば充分だろう」と、そういう社会になって行くのは確実だろうと思います。
実際、旅行支援などでPCR検査の陰性証明書を取りに行った方に聞いたのですが、全てはスマホありきの仕様になっていて、QRコードでアクセスして登録して、スマホの中で陰性証明を発行される仕様だそうです。スマホが無いとか苦手な人に向けてはどんな風に手続きするのだろうか?と簡単に調べてみましたが、情報を見つけられませんでした。
デジタルネイティブが30代40代50代に突入し、裁量権の範囲が拡大していくと、ありとあらゆる商品やサービスが、今の何倍もデジタル化された社会になるでしょう。
今後デジタルネイティブの人口は増える一方、非デジタルネイティブの人口は寿命などの自然減で減る一方です。
社会はどんどんデジタル化するでしょうから、デジタル化に対応出来る人達にとっては社会は益々便利に、逆にデジタル化出来ない人達にとっては社会はますます不便になって行くのでしょう。
とはいえ、まだまだ非デジタルネイティブの人口の方が多いので、「メニューもパンフレットもQRからご覧ください」などと振り切ってしまうのは機会損失になります。
当社でも、紙で見たいというお客様の為に物理パンフレットと、物理パンフレットでは紙面スペースの関係で書けないさらに詳しい詳細はQRからご覧いただくなどの工夫をしています。
<わが社のデジタル化状況>
「機械化」は進めていますし、その機械も最新式の機械に入れ替えするなどは絶えず行っています。
しかし「デジタル化」ましてや「DX化」となると、正直どうすれば良いのか良く分かりません。多くの中小企業の経営者が私と同じ気持ちなのではないでしょうか?
デスクワークに関しては、それぞれの事業部がそれぞれ専門的なソフトウェアを使って仕事をやっていますが、自分個人のデジタル化もままならない私が取り仕切って改革して行くのは難しいです。というかムリです。
ですから社員の方から「こういうソフトウェアが欲しい」などと提案があると、「どんどん進めてくれ!」と言っていますし、逆に「この作業はソフトウェアを導入してデジタル化したら?」と私が提案してみても「今のままの方が慣れているので良いです」などと言われるとガックリしてしまいます。
社員自ら、自分達が仕事しやすいように、失敗を恐れずどんどんデジタル化の提案をしてくれたら嬉しい。世の中の非デジタル人間の経営者達はきっとそう思っているはず。
生産年齢人口の減少は確定的なので、今後はもっと人手不足の世の中になるでしょう。
限られた従業員数で運営して行くには、一人一人の生産性を上げなければならない。その為にはデジタル化は必須なのでしょう。
私と同じ、非デジタル人間の経営者の皆さん。中小企業はスモールスタートで頑張りましょう!
<お知らせ>
泉南市観光協会の主催するプロジェクト「ええもんせんなんもん2023>>」に当社の新商品「サスティブブランケット>>」がエントリーされました。
サスティブブランケットは、廃棄予定の毛布を100%再利用可能にした世界初の再生技術で誕生した商品です。
よろしければ動画の再生と「ええもんせんなんもん」の投票をよろしくお願いいたします。投票はこちら>>
※動画の中で「昭和10年に改組」と申しておりますが「平成10年に改組」の言い間違いです。