変容し続ける会社へ

おかげさまで、当社は今年で創業67年目になります。

会社HPに載せている沿革>>からお分かりいただけるように、時代の変化とともに取扱商品の付加価値を高めてまいりました。

例えば難燃毛布の製造開始や、エコマーク毛布の製造開始、その延長線上に毛布の真空パック加工業の開始や、クリーニング業の開始があります。

近年は、国際規格であるISO9001品質マネジメントシステムや、ISO14001環境マネジメントシステムの認証取得、

また、太陽光発電の導入や、次亜塩素酸水を使用したクリーニングを導入し、環境負荷低減による付加価値の向上へ取り組みを行っています。

また2013年からは、社会のニーズに合わせ、災害備蓄用衛生用品の取扱を開始いたしました。

近年では、高齢者住宅事業、介護サービス事業、医療事業へも進出させて頂くようになってきました。

単なる多角経営にならないように、各事業部を相互に連携し、相乗効果を生むビジネスモデルを創出し、身の丈を超えない規模内で、毎年のように様々な変革を繰り返しながら、会社を成長させて来ました。

しかし今、これまでの経験が役に立たないほどの大変な変化の時代を、日本は迎えようとしています。

新しい時代へ>>」でも書きましたが、日本はこれから凄まじい少子高齢化×人口減少社会へと向かって行きます。

資料によると2030年には人口の3分の1が65歳以上になるそうです。また2060年には日本の人口は30%も減少し、8700万人ほどになると予想しているメディアもあります。

これまで多くの企業は、大量消費や人口増加を基にした「売り上げ規模の追求の経営」を行って来たと思いますが、人口減少により経済の前提が変化して行くため、これまでの経営をそのまま続けて行くと、いずれ行く先に暗雲が垂れ込める事になると思います。

経営者は脳みそを「人口減少時代の経営」にガラリと変化させなければなりません。

少子高齢化×人口減少社会を、世界で初めて経験する国は日本です。

皆、初めての経験です。歴史や他国から学ぶことが出来ません。

こんな時代に、私のような田舎の経営者はどんな風にして会社を持続させて行けば良いのだろうか?と悩みます。しかし全員が未知な世界だからこそ、既成概念に囚われず、また恐れず、新しい事や良いと思う事を、スピードを持って次々と実行して行ってやろう!と思っています。

当社が運営するサ高住での「入居者様アルバイト制度>>」も、その一つです。

 

また労働人口の減少で、人材の確保が年々難しくなって行くでしょう。その為には生産性を上げなければなりません。

生産性を上げる為には自動化領域の拡大や、AIやロボットの導入なども考えて行かなければなりません。

スマホもろくに使いこなせていない私がAIなど可笑しな話ですが、世界はもう電力や車やインターネットの無い時代に戻れないのと同じように、デジタル化の流れは不可逆的に拡大して行くのみでしょう。

社会の変化から取り残されないように、会社も私も変容し続けて行かなければなりません。

●当社シニア事業部が運営する、サービス付き高齢者向け住宅フラワーホームが、

高齢者住宅新聞様2019年5月1日号に掲載されました。

 

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