感謝傾聴

年末にトイレの神様の夢を見た。

トイレと玄関は風水において大切な場所なので、本社事務所のトイレと玄関は、必ず毎日私自身が掃除をしている。(地獄掃除>>

神様の夢を見て以降は、いつも以上に清掃に気を配り、トイレの神様に心の中で手を合わせている。

ところがつい先日、真空パック工場の男子トイレが詰まり、水が流れなくなってしまった。

修理業者が来るまでの間、男子トイレには「使用禁止」の紙を貼り、女子トイレを使用することにした。ところで工場には5名、障害を持った社員が働いてくれているのだが、その中には知的障害を伴っている人もいる。そういう社員にイレギュラーな対応を求めるのは難しく、気が付いた時には詰まった男子トイレの方を大で使用してしまい、溢れ出て来て大騒動!という事があった。

しかし、このような事は一端で、これに類似するような事はよくある。

イタズラ的行動(本人はイタズラと思ってない?)で、トイレや手洗いの排水管に考えられないような物を流して詰まらせてしまうことは再三あって、その度に業者を呼んで修理する手間や費用などのことを思うと溜息が出てしまうこともある。しかしそれと同時に感謝の念も沸いて来る。

というのも、ブログにも書いてあるが、私の信念は三方良し>>(売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるという近江商人の心得をいったもの)である。

現在複数名の障害者を雇用できる環境があるということは、三方良しが少しずつ形になっていると感じるからである。

もちろんそれは社員や職員、そして当社に関連する皆さまのご尽力とご支援があるからこそであり、ありがたい。

そこで今年の私のテーマは、平身低頭をモジって?!(モジってない?!)「感謝傾聴」にした。

平身低頭のように腰も頭も低くして追従するのではなく、共に仕事をする人達やお客様に感謝し、そしてその方たちの声に積極的に耳を傾けていこうと思う。

その声には、これから会社を安定して経営して行くためのヒントがある。

 

ところで「社会貢献」と書くと、なんだか良い恰好しぃのような気もするし、一度も耳にした事は無いが「社会貢献に使う経費を給料の方へ・・・」と内心では思っている社員も、もしかしたらいるかもしれない。

しかし、社会から歓迎され必要とされる会社にならなければ企業の未来は無いと私は考えている。