2015年

11月

15日

失敗談

人生には失敗はつきものである。

しかし失敗を通して学べることが多いというのも事実である。

また「失敗の繰り返しが人生である」と言っても過言ではないのが、人の一生ではないだろうか?

 

本日は、私の失敗談を紹介させて頂こうと思う。

それは今から25年程前の話である。

K株式会社というのがあった。(現在は業界再編と吸収合併がなされて、その名籍は無くなってしまった)

K社と当社は営業代行契約を結び、K社の担当T氏と私は、日本全国に当社の製品の代理店と販路を拡大すべくそれぞれ営業に飛び回った。

ところで当時は携帯電話が一般にも普及し始めたばかりの頃で、まだまだ高価なものであった。しかし当社は少ないギリギリの人数で営業していた関係上、業務の効率化を考え早くから導入していた。

K社は大手ということもあり、当社よりも数か月前には全営業マンが携帯電話をすでに手にしていた。

T氏と私は、まだ使い慣れない携帯電話を携えて、互いに競い合うように西に東へ出張を重ねる日々を過ごしていた。

 

それはT氏が仙台に居り、私が広島に居た日の朝に起った。

その日の午後、当社製品の入札があり、T氏より単価のオファーが私にあった。

私は事前に原価計算を済ませていたので、T氏に

「1枚当たり@2,000-/枚で入札してください。」と返答した。

T氏も「了解!」と手短に返事を返してきた。

当時の携帯電話の通話料金は今とは比べ物にならないくらい高額で、いつも出来るだけ要件を手短に話すようにしていた。

その後、夕方になりT氏より

「オファー通りに1枚当たり@1,000-/枚で入札して予定通りに落札しました。」と連絡が入った。

私は思わず自分自身の耳を疑い、青くなりながら何度もT氏に聞き直した。

しかし何度聞き直しても1枚当たり@1,000-/枚なのである。

そして結果、入札だったので単価を訂正することもできずに、この物件は赤字で納品することになった。

 

失敗は誰にでもあると思う。

しかし大事なことは、同じ失敗を二度繰り返さないことである。

その為には「なぜ自分達が失敗をしてしまったのか?」を厳密に検証する必要がある。

その失敗の原因が解れば後は簡単である。

「失敗した原因」を排除してしまえばいいだけのことなのである。

私たちが失敗した原因は、当日の朝、私は「にせんえん」と言ったが、携帯電話の電波を通してT氏に伝わったのは「せんえん」だったのである。

つまり「にせんえん」の「に」の部分の電波が飛んでしまっていて、T氏の耳に聞こえたのは「せんえん」だったのである。

この後、猛反省した私とT氏は、例えば2,000なら「にまるまるまる」と置き換えた上、互いに3回ずつ復唱を繰り返すことにした。

今ではメール等もあり、このような失敗は皆無であるが、当時は他社でも類似した失敗があったと幾度か耳にした。

さて皆さん!いかがでしたでしょうか?

これが私の数多い失敗談の中でも大きめであるが、ほんの一例である。


そしてこの話には後日談があり、「失敗仲間」となったT氏とは「失敗」という事柄を共有することによって近しくなり、その後も一緒に仕事をしていくうちに、同じ体育会系だったせいもあるが人生観を同じくする部分が有り、共感が生まれて、

K社を定年退職後に一昨年まで、当社の嘱託社員として65歳まで一緒に仕事をして頂いた。

「失敗は成功のもと」とよく言われるが、これはまさに「失敗から生まれた人の繋がりであろう」

  

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