貯金

仕事だけに限らず、スポーツや学問や趣味にも通じることだが、「努力と結果」のパターンを上げると

①   努力以上の結果だった時

②   努力並みの結果だった時

③   努力以下の結果だった時

この3つに、大別することが出来ると思う。

時として「運」や「偶然」が結果に多大な影響を及ぼすことがあるのも事実であるが、今回は「運」や「偶然」が作用した場合は抜いて考えてみたい。

 

私は、努力を続けていれば必ず、心と体が健康である限り「良い結果」に結びつくという信念を持って日々、企業経営に携わっている。

まず①の「努力以上の結果だった時」の場合であるが、過去に③のような「努力以下の結果だった時」が度々起っていたはずである。その度に重ねた努力がたとえ結果に繋がらずとも経験として残るはずである。その経験は重ねれば重ねるほど、スキルという名前の貯金になって行くと思う。

つまり努力以上の結果に繋がったのは、スキルという名前の貯金を使用したからではないだろうか?と考えるのである。

次に②の「努力並みの結果だった時」の場合であるが、これは貯金に例えると増減が無く、プラスマイナス0状態であろう。

そして③の「努力以下の結果だった時」の場合であるが、たとえ上手くいかなくても心が折れる必要も腐る必要もない。

そうそう簡単に、努力がダイレクトに結果に繋がるはずがない。今は未来に向けて貯金中と思えば良いのである。

「今」という「点」で見れば失敗に終わった結果も、長い目で見れば、次の未来に繋がるスキルという名の貯金なのである。

「結果に結びつかなかった努力」を積み重ねた貯金があるからこそ、①の「努力以上の結果だった時」のような日もあるのだろう。

 

努力しているのに結果が出ない時は苦しいが、2割バッターが8打席目までノーヒットの状態なのだと思えばいい。9打席目10打席目は、打てる確立が高い。

もしかしたら15打席目16打席目までノーヒットの状態が続くかもしれないが、2割バッターの確立で考えれば17打席目から連続4ヒットの確立が高い。

「16打席連続ノーヒット」は努力以下の結果に感じるし、「17打席目から連続4ヒット」は努力以上の結果のように感じてしまうが、2割バッターの「2割」という数字通りの結果である。

早々に自分は無理だ・・・と諦めてしまう人は、

「私は2割バッターなのだから5回に1回は打てるはずなのに、なんで打てないのだ?!」

と考える人なのではないだろうか?

計画通りに全て上手くいくと考えていると挫折しやすいのではないだろうか?

 

野球界の王貞治さんが、こんな風に言っている。

 

『努力しても報われないことがあるだろうか。

たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。

それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とは言えないのではないだろうか。』