当社にとって3月は一般で言う所の12月である。
繁忙期の中でもピークの繁忙期であり、息つく間もないようなきりきり舞いの忙しい期間である。
なぜ3月にこのような盆と正月が一緒に来たような忙しさになるのかというと、
まず当社の主力製造品目である「毛布等のテキスタイル関連商品」が、その特性上寒くなる10月頃から忙しくなり始める。
また官公庁さまや一般大手企業さま向けに販売させて頂いている「災害用備蓄関連商品」のオーダーが、9月10月頃から集中し始めて、官公庁さまや一般大手企業さまの予算執行や会計年度末の都合上である3月31日に納期が集中するのである。
また「土木関連資材」のオーダーも年度末の関係上、同時期に納期が集中する。
この繁忙期を迎える為に計画性をもって徐々に在庫を作り置きしていくのだが、どうしても作り置き出来ないオーダーも多数発生する。
というのは商材に名入れするオーダーが全体の約60%毎年有り、オーダーが決定してからしか作れないのである。「災害用備蓄毛布」や「災害用備蓄衛生用品」の各地方自治体さまの名入れや、フェリー等の船会社さま船名入れなどが、その例である。
また「土木関連資材」にも工事現場名や大手ゼネコンさまの社名入れオーダーも発生する。
そのような訳で、3月中は、その日の勤務体制によるが2交代(8時間+残業4時間)もしくは3交代(8時間×3)、土日も操業で、ほぼ休みなく24時間の製造体制が続くのである。
しかしそれでも間に合わず、下請けさんや協力会社さんも毎日フル稼働の状態である。
また社員数を端境期に赤字を出さないギリギリの人数で運営している関係上、正社員の数倍になる人数の派遣社員さんや短期アルバイトさんの大量導入で毎年、安全第一を旨に何とか3月を乗り切るのである。
このように大量のオーダーに恵まれ、毎年繁忙期を迎えられるのは、お得意さまや販売代理店さまのご厚情と、当社の商材営業に対する血のにじむ様なご尽力のおかげに他ならないのである!
このご厚情やご尽力に少しでもお応えする為にも、オーダー頂ける商品はこの時期全社を挙げて限界まで受注させて頂き、また品質向上に最善を尽くし、納期徹底を貫徹するのが使命と考えております。
そしてあと一つ、経営者である私が忘れてはならないことがある。
全社員(アルバイト、パート含む)・下請けさんや協力会社さん・派遣社員さん等、当社に関連する全ての人々の頑張りに対する感謝である。
特筆したいのは、各事業部長たちの頑張り。
皆さんの頑張りは、ちゃんと見ています。気付いています。
本当にありがとう。頼りにしています。
お得意さま・販売店さま・社員の皆さんそして当社に関わる全ての皆さまのおかげで、今年度も会計年度末を終えることができました。
心より御礼申し上げますと共に来る27年度もよろしくお願い申し上げる次第であります!感謝!