ブログの効用

ブログを始めて約2年半、記事数は100を越えた。

もともと手紙をよく書く方だったので、その延長線上ぐらいの気持ちで始めたのだが、手紙とは違って一つの記事に対しても様々な人たちから色んな反応が返って来るのがただ楽しくて続けていたというのが、当初の正直な気持ちだ。

しかしそれだけではない様々な効用があった。

 

大阪の南隅の一社長の私を社長TVに取り上げて下さったり、さすがに私では力不足なのでお断りしたが若手社長育成の講師を依頼して下さったりなどもあって、私自身の事業に対する取り組みや考え方(理念・方向性)に対して手ごたえを感じることが出来た。

また公共のWebの場に、自分自身の思いや考えをさらけ出すことによって、経営者としての評価を頂けることが嬉しかった。当然、批判やお叱りもあるので、改めて自分自身を律する機会にも恵まれる。それがとても有り難くて嬉しい。

言い換えればブログを書くこと自体が毎回、自分自身を律するチャンスなのである。

 

また自分の中に漠然と存在していた意識を整理し、文章化することで、目標や問題点、考えなどを明確にして再認識することが出来た。

また、ブログを書くということは「人に自分自身の考えを話す力」も養えると感じた。

「考え」を文章化するということは、頭の中の考えをまずしっかり観察することから始まっている。

断片的だった思考や錯綜していた思考を一つ一つ整理して、考えを纏めて行く。

一度その作業を終えたテーマは、思考の整理整頓が出来ているので、人にスムーズに話せる。

そうして口頭なりブログなりで私自身の考えを表明することで、考え方や方向性を社員たちと共有しやすくなったと感じる。

経営者が営業方針や考えを現場に落とし込む際には、一度や二度伝えただけで浸透しないことに嘆くことなく、何度も何度も語り掛けなければならないと考えているが、ブログはそれに一役かってくれていると感じる。

 

また、ブログを始めてから有り難いことに私の理解者が増えたと感じる。

外見の印象から誤解されていた部分も、腹の内側をブログに綴ることで解けたことも多い。

また最近はネット社会なので、初対面であっても先にブログを読んで私の考えや性質を知ってくれている場合も多く、その場合、短い時間で人間関係が作れる。

 

正直、週一回のペースでブログを更新するとなると、面倒だなと感じたり、書く暇があったら寝たいなと思ったりもするのだが、一人々々に個別に私の考えや私という人間を説明させて頂くとなると、膨大な時間と手間を必要とするだろう。

それに比べたらブログは効率的で生産性が高いなと思い、ブログを続けている次第であります。

 

本日もこのような稚拙なブログにお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。

m(_ _ )m感謝!